章 162

唐萧は李振興の招待で昼食を共にした。二人は楽しく話し合い、今日は本当の意味で李振興のことを知ることができた。

県政府を出た唐萧は、大傻と電話で話した後、病院へと向かった。

唐小婉は夕方にならないと下校しないため、唐萧は自分が迎えに行くからと短信を送り、校門の前で待つよう、どこへも行かないようにと伝えていた。

今はまだ下校時間まで早く、唐萧は今日は出勤していないものの、病院に行って様子を見たいと思っていた。主に大傻たちが今日どんな風に仕事をしたのか確認するためだ。

タクシーを拾うと、すぐに中医院の入り口に着いた。

道中、唐萧は昨日のように入り口に人が溢れているのではないかと心配していた...