章 124

テレビの下の隙間に目をつけて、パク嬢はマイクロカメラを設置した。彼女が前もって何度か下見して見つけておいた場所で、とても目立たない、普通なら気づかれない場所だった。

しかし、先ほどは取り出さなかった。

王子龍のような有名人が部屋を徹底的に調べるかもしれないと思い、まずはベッドの下に隠しておき、途中で取り出そうと考えたのだ。

残念ながら、彼女の心配は杞憂だった。王子龍はそんなことをしなかった。もっと早く設置していれば、あの変態的な行為も全て録画できていただろう。

全てを終えると、パク嬢は急いでバスルームに戻り、ドアを閉めてようやく安堵のため息をついた。

シャワーの水はまだザーザーと流れていた...