章 115

ごくり!ごくり!

唐蕭は必死に唾を飲み込みながら、腕の中の藍瓊から一瞬たりとも視線を外そうとしなかった。

これは藍瓊が二度目に顔を上げてキスを求めてきた時だった。前回は誘惑に耐えきれず、彼女に飛びついて水魚の交わりを持ってしまったことを思い出す。

だめだ、だめだ。唐蕭、南無阿弥陀仏、善哉、善哉。

「どうしたの?私、美しくない?」藍瓊は依然として目を閉じたまま、ただ話す時に顔に少し落胆の色が浮かんだ。

唐蕭はそれを聞いて、くそっ、自分はまだ男か?もういい、深く息を吸い込んで、唇を重ねた。

唇と唇が触れ合うと、静電気に触れたような感覚に、藍瓊は小さく身震いした。続いて、互いの舌が絡み合い、お互いの...