章 18

「謝然は前世で好き勝手に暴れ回り、善意が裏目に出てしまったため、今世では何事にも慎重になっていた。

幸いにも謝青寄は非常に優秀で、精神面も向上し、特進クラスの班長を務めるようになった。弟のおかげで、謝然は初めて集会で校庭の前方に座ることになったが、まだ慣れない様子だった。

老任は彼のすぐ横に立ち、ハゲ頭から汗を滲ませながら、警戒心を隠さず謝然を見ていた。

同僚から聞いた話では、かつてのクラスにいた謝然は勉強もせず、何かの兄貴分について保護料を集めていたとか、高校卒業後はチンピラになり、いずれは留置所のお世話になるだろうとか。老任もその話に乗っかり、学生時代から謝然は素行不良で、心根が曲が...