章 977

もちろん、彼が自腹を切ったわけではなく、何千元もの学級費を集めたのだ。李羨羨にとっては滑稽な話だった。党の門をくぐる前に、先に一度腐敗を経験したようなものだ。

「小羨、夜帰りたくなったら、私に電話してくれ。迎えに行くから。午後は街で少し用事があるから、四時か五時くらいにならないと戻れないけどね」車に乗る前に、呉総祥は李羨羨に念を押した。

「うん!」李羨羨は返事をして、杜主任と一緒に党校へと向かった。

午後の二時間の授業はあっという間に終わった。夜ここに泊まるのも退屈だろうと思い、帰ることにした。授業中に張志霖からもメッセージが来ていた。もし帰るなら迎えに行くと言っていたのだ。でも、午後に...