章 77

吕明徳は思わず唾を飲み込み、目の前のこの妖艶な女性が何かが変わったような気がした。何が変わったのかは言葉にできなかったが、とにかく胸の高鳴りはより激しくなり、言葉遣いにも軽薄さが滲んだ。

「鄧先生、明日は週末だと思うと、この老いぼれの体がなぜか硬くなってしまいました。あなたもしっとりしていますか?」

本来、鄧潔はそのことに気づいていなかったが、吕明徳にそう指摘されて、驚くべきことに下の方が実際に少し反応していることを感じ、思わず両足を閉じた。

彼女は自分がどうしてしまったのかと思った。昨夜は確かに娘婿に満たされたばかりなのに、今こうして言葉の上での軽はずみな態度と、軽く触れられただけで濡...