章 713

彼女の導き手が周偉だということは、すでに理解していた。

もともと周偉が自己慰安の時に他の男性と想像するよう彼女を導かなければ、あんなにも常軌を逸した行為をすることはなかったはずだ。

もちろん、彼女は周偉を恨んではいない。結局のところ、あの常軌を逸した行為をしている時、彼女は心から楽しんでいたのだから。

特にあの夜、夫と車の中で戯れていた時、見知らぬ男性が彼女の後ろを犯した時、まるで天国に昇ったような感覚だった。

今でさえ、少し思い出すだけで興奮してしまう。

もし同じ状況が再現されるなら、彼女は本当にその男性が自分の弟を使うことも厭わないだろう。

二人の男性に挟まれる光景を想像しながら、李羨羨は...