章 704

「大丈夫よ、あなたの秘密は守るわ。さっき不知火舞のコスプレをしてくれてありがとう」

「宋先生があなたはいい人だって言ってたから、着てみせたんだよ」

「宋暖がそう言ったの?」

「うん!」

「自分ではそんなにいい人だとは思わないけどね。むしろ怠け者だと思うわ」

「さっき撮った写真、ちょっと見せて」

李羨羨の言葉を聞いて、袁柳はカメラの液晶画面を李羨羨の方に向けた。

写真を見終わると、李羨羨はほっと息をついた。

これらの写真では、彼女の顔が映っていなかったからだ。もちろん、何枚かは扇子で顔の半分を隠していた。

顔が半分隠れているので、袁柳がネットに投稿しても問題はないだろう。

た...