章 678

「包間内が騒がしすぎたので、劉紅梅は直接、向力を廊下に呼び出した。

「力兄さん」哀れっぽい様子で劉紅梅は言った。「趙揚が全過程を録画したわ」

それまで笑顔だった向力だが、劉紅梅のこの言葉を聞いて、すぐに恐怖に襲われた。

「何だって?」

「私たち四人がしていたことを、趙揚が全部録画したって言ってるの」

「あいつ、頭おかしいんじゃないか?!」

「そうよね」劉紅梅は言った。「なんで録画なんかしたのか分からないけど、彼が持ってる動画があなたを脅かすことになると思うの。もし公開されたら、力兄さんはどうやって学校で顔向けできるの?」

「他のことはさておき、あなたの保安組長の役職は絶対になくなるわよ。だから...