章 508

「それに当時、主人は出張中でしたが、今は家にいるので、バーに行くことは絶対に許してくれないわ」

「今晩、あなたの家で夕食を食べる時に、金曜の夜は遊びに行った場所で泊まることにすると言っておくわ。そうすれば金曜の夜、一緒に行けるじゃない。ねえ、前に行ったのはどこのバーだったの?」

「夜幕(イェムー)よ」

「あそこはつまらないわ。もっとセクシーなバーに連れて行ってあげる」

SEXという英単語の意味を、李羨羨(リー・シェンシェン)はもちろん理解していた。

しかし前回の経験を思い出すと、まだ心に余悸が残っていた。

前回ステージで踊っていた時、見知らぬ男に突然手を掴まれ、そして叔父にバッチリ現...