章 397

「どこ?」

「西大通りの方。仕事の用事でね」

「じゃあ忙しいなら、また今度話そう」

「うん」

電話を切った後、李羨羨は趙清美が色々と質問してくるだろうと思っていたが、何も聞かれなかった。

約十分後、趙清美は車をあるマンションの近くに停め、李羨羨を連れて中へ向かった。

友人の家の玄関に着くと、趙清美はドアをノックした。

しばらくして、ドアが開いた。

開けたのは若い女の子で、容姿は平凡だが、スタイルはなかなか良かった。

李羨羨を驚かせたのは、その子が頬を赤らめているだけでなく、下着さえ着けていなかったことだ。薄手の透ける生地のワンピースを着ていたため、その突起までくっきりと見えていた。

李羨羨が...