章 361

李羡羡を見つけて、周和は手を振った。

李羡羡は手を振り返さず、ただ微笑むだけだった。

一階に降りて、燕子に挨拶を済ませた後、李羡羡に歩み寄りながら周和は尋ねた。「彼女との話は終わったのか?」

「終わったわ、もう車で帰ったわ」

「じゃあ、俺たちも行こうか」

「趙董の気分はどうだった?」

「良いわけがないだろう」肩をすくめながら周和は言った。「いわゆる家の恥は外に出すなってやつだが、趙清美は彼と激しく口論して、まったく彼の顔を立てなかった。さあ行こう、車に乗ったらゆっくり話そう」

車に乗ると、周和は李羡羡を乗せて市街地へと車を走らせた。

李羡羡の胸が相変わらず張っているものの、以前ほどの丸みがな...