章 311

叔父の前に立ち、李羨羨は尋ねた。「叔父さん、今日は一日中ここにいるの?」

「十一時に終わるよ」

「じゃあ、その時に一緒にご飯に行けるね」

「そうだね」微笑みながら趙揚は聞いた。「学校に戻って勉強したくなったのかな?」

「大学に通う年齢はとっくに過ぎちゃったよ」梨のような頬の窪みができるほど笑いながら李羨羨は言った。「実は、ここで教えたいなって思ってたんだけど、残念ながら師範大学の卒業じゃないし、必要な資格も持ってないの。叔父さん、今やっとわかったよ、どうして給料がなくてもこの仕事を手放さないのか」

「なぜだい?」

「情熱があるからだよ」

李羨羨のその言葉を聞いて、趙揚は声を出して笑った。

彼は...