章 305

もう少し頑張れば、李羡羡を攻略できるかもしれない!

そう考えながら、趙揚は得意げに口元を吊り上げた。

趙揚が得意になっている一方で、李羡羡は不安に苛まれていた。

夫が家を離れてからまだ一週間も経っていないというのに、彼女は夫との距離がどんどん遠くなっていくように感じ、自分がますます悪い女になっていくような気がしてならなかった。

最初は会社のカラオケなどで自分を慰め、同時にさまざまな男性との関係を妄想していた。そして今夜、なんと叔父のところに行こうなどと考えるまでに至ったのだ。

これは……これは淫らな女がすることじゃないか!

考えれば考えるほど、李羡羡の胸は苦しくなった。

元カレとしたことは...