章 274

「でも、本当にね、できるだけ公共の場所ではやめた方がいいわ。危険すぎるから」

「さっきの教訓を活かすようにするよ」

「私が手伝ってあげようか?」

「え?」

「こんな風に」

そう言いながら、韋芸は右手を李羨羨のスカートの中に差し入れ、彼女を撫で始めた。

「んっ……」

李羨羨の吐息を聞いて、韋芸はさらに力を入れた。

自分でするよりも、こうして韋芸に触れられる方が気持ちよくて、李羨羨は目を閉じて楽しみたいほどだった。

だが同性愛者になりたくないという思いから、少し名残惜しそうに李羨羨は韋芸の手を取り除いた。

韋芸が手の匂いを嗅ぐ中、李羨羨は言った。「そういうことはやめて」

「結構感じてたじゃない」

...