章 1409

階上の李羨羨は張志霖が階段を上がってくるのを見て、部屋に入るべきか入らないべきか迷い、そのまま玄関先で立ち尽くして気まずい思いをしていた。

「どうして行きたくないんだ?」張志霖は階段を上がり、黙って玄関先に立っている李羨羨を見上げて、思わず固まってしまった!

彼女の服装は薄着だった。

李羨羨はちょうど入浴を済ませたばかりで、寝るときはブラジャーをつけない習慣があった。それに吴雄峰も帰ってきたので、彼女の心の中では、自分の体は夫のために開かれる準備ができていたのだ。だが、まさか張志霖がやって来るとは夢にも思っていなかった!

「ちょっと疲れてて……」李羨羨は自分を見つめて呆然としている張志霖...