章 1080

その日も、彼は早々に蒋浩に電話をかけていた。蒋浩は彼がまた来ると聞いて、心の中で思わず喜びが込み上げた。金儲けのチャンスが来たと思ったのだ!

だが今回、蒋浩の読みは外れた。李超は二人を連れてきたのだ。蒋浩は一目見ただけで、李超が連れてきた二人も裏社会の人間だとわかった。

心の中でひそかに苦い顔をした。イカサマはとても使えない状況だ。あっという間に数千元も負けてしまい、額には徐々に細かい汗の粒が浮かび始めた。南方の冬とはいえ、こんなにも暑く感じるものなのだ。

タバコも切れてしまったので、三麻子に買いに行かせることにした。三麻子はせかせかと急いで下へ駆けていった。しばらくすると、電話が鳴った...