章 314

「今日だけを見て、明日のことを考えない私たちに、節制なんて何の意味があるの?」

モカコの言葉に、ワンシェンも困ったように苦笑するしかなかった。かつて傭兵だった彼らは、確かに今日をよく生きることだけを考え、明日以降のことなど考えなかった。なぜなら、彼らは生死の境界線を歩く者たち、誰も自分がどれだけ長く生きられるか知る由もなかったからだ。

簡単に言えば、彼らにとっては、その場の快楽を追求することが全てだった。

モカコの積極的な誘いと、その熟練した技が、ワンシェンを彼女の胸の深みへと一気に引き込んだ。そしてその後も、別の深淵へと連続して溺れていった。

一連の行為は一時間ほど続き、ようやくゆっく...