章 75

唐杺だけが祖母について二階に上がり、蘇晔は行こうとしたが祖母に止められた。ベッドの端に座り、「おばあちゃん、蘇晔の子供の頃の写真は全部おばあちゃんが撮ったの?」「そうよ!ほら、この写真、可愛いでしょう?」唐杺は本当に蘇晔の可愛らしさに魅了された。「うん、本当に!」「じゃあ、これをあなたにあげるわ」「私にくれるの?」

老婦人は笑いながら頷いた。「そうよ、杺杺!」「ありがとう、おばあちゃん!」蘇晔の写真がもっとたくさんあると思っていたが、自分がよく知っている年齢以降の写真は続いていなかった。「もうないの?おばあちゃん」明らかに唐杺はもっと見たい様子だった。蘇老婦人はしばらく躊躇った後、最終的には少...