章 783

「なぜ効果がないと分かるんですか?」趙哲が尋ねた。

「そもそも苦禅大師などという人物は存在しないからだ。いくら願っても無駄だよ」老僧はまた同じことを言い、目を横の王小寧に向けて言った。「お嬢さん、この方が長時間跪きたいというのなら、一緒に苦しむ必要はない。彼一人に跪かせておいて、お前さんは先に部屋で休んでいなさい。この方が立ち上がったら、一緒に山を下りればいいじゃないか」

「ダメです。苦禅大師にお会いするまでは、絶対に立ち上がりません」王小寧は強情に言った。「もし和尚さんが慈悲深いのなら、私たちと一緒に跪いてください」

老僧の口元が引きつった。「そこまで跪きたいというなら、好きにする...