章 733

柳煙閣、無双城で名を馳せる柳の煙の地。聞こえよく言えば花街、悪く言えば売春宿だ。

絶え間なく、様々な人々が行き交い、出入りしている。

古風な楼閣は、完全に復古調の装飾と建築で、古の時代の雰囲気が漂い、思わず中に入って鑑賞したくなるような佇まいだ。

門の外には姿艶麗な女性が二人立ち、薄い紗の衣装に淡い化粧を施し、趙哲と負鉅が歩いてくるのを見ると、目を輝かせた。「お二人のお坊ちゃま、初めてのご来店ですね。私たちが直々にお相手させていただきましょうか」

普段この手の場所に来るのは、年配か醜男ばかり。端正な若旦那がいないわけではないが、そういう人物は身分が並ではなく、彼女たちがお相手する機会な...