章 261

「紫ちゃん、何してるの?」

「抱きしめてほしいの」蘇沐紫は小さな唇を尖らせ、柔らかな声音には独特の魅力が漂っていた。

振り向くと、趙哲は蘇沐紫を腕の中に抱き寄せ、その愛らしい顔を見つめながら、まだ消えきらない欲望の火を、ちょうどここで少し満たせるかもしれないと思った。

今日の蘇沐紫はとても素直で、自ら進んで趙哲と唇を重ねた。

まるで乾いた薪に火がついたように、精神は高揚していく。

趙哲はたちまち火がついて、鼻先から微かに漏れる息遣いと共に、そっと蘇沐紫を抱き上げ、ベッドに横たえた。

あの大きさも定かではない花のような双丘を見つめ、趙哲はまずそれを征服しようと思った。

だが、またし...