章 80

一晩中考えが巡り、朝になって自分の欲求で目を覚ました。トイレにも行きたいし、射精もしたい。うぅ、昨日興奮しすぎたのかも。トイレから戻った井燃だが、股間はまだ高々と天を突いている。時計を見ると六時、もう少し眠れそうだ。あれ、冷凛がまた布団を蹴飛ばしている。半分足が出ている。井燃は冷凛の体の下敷きになった布団を引っ張ろうとするが動かない。ふと見ると、冷凛のパジャマパンツも大きなテントを張っていた。

冷凛は体内時計が恐ろしいほど正確だったが、今日は時計ではなく、温かく湿った感触に包まれて目を覚ました。気持ち良さに「んっ」と声を漏らしたが、何かおかしいと思い急に目を開けた。パジャマが少し下げられ、自...