章 17

「冷凛は食事を終えると自分の部屋に戻った。

井燃は素直に頷いたが、先ほど食事中に動かなかった時はまだ良かったものの、今立とうとすると、お尻が受けた仕打ちに抗議するかのように痛みが走り、耐えられない様子だった。何度か深呼吸をして急に立ち上がると、食卓につかまったまましばらく動けずにいた。ようやく冷凛が「数日は痛むだろう」と言った言葉がどれほど残酷な罰であるかを思い知った。

食器を洗い終えると、井燃は自分のスマホのことを思い出した。重要なメッセージがあるんじゃないだろうか?幸い、外出時には充電ケーブルを持ち歩く習慣があったので、バッグからケーブルを取り出してスマホを充電。案の定、WeChatには...