章 151

「あまり厳しくするつもりはないが、最近甘やかし過ぎたせいで罰を逃れられると思わせてしまったのかもしれない」

「斉曦、営業部の会議を30分延期するよう伝えて。今日の正午までの売上と入金データもまとめるように。ああ、参加者は変わらないからな」冷凛は助手の斉曦に電話をかけ、口の達者な若い獣を連れて調教室へ入った。

これは初めて立った状態の刑架を使う時だった。手足と腰がしっかりと固定されるまで、井燃はカーペットの上で小さく身をよじっていた。「ご主人様、縛らないでくれませんか?低い方の刑架に大人しく伏せますから、動かないと約束します」

「私の技術なら打つべきでないところは打たない。ただし、お前が動...