章 116

井燃はお酒を飲みたかったが、言い出せず、密かに冷凛の様子を窺っていた。

「飲みたいなら飲めばいい。小葉は趙総を送って行ったから、しばらくしたら迎えに来るよ」冷凛は井燃の肩を叩き、自分は座ったまま下に行くよう促した。

飲酒許可を得た井燃は万林羽のところへ駆け寄った。「立ったままでもいいですか?」

そしてサービスボタンを押し、酒を注文した!

放縦の結果は案の定、泥酔して意識を失い、冷凛に抱えられて帰ることになった。お風呂でも大人しくせず、冷凛を水浸しにし、寝ても落ち着かず二回もベッドから転げ落ちた。冷凛は調教室のエアコンをつけ、布団ごと井燃を檻に放り込んだ。だいぶ大人しくなったが、調教室のソファは...