章 40

「大物」という言葉を聞いた途端、王林はにやけが止まらなくなり、私の目が利くこと、話し上手なことを盛んに褒め始めた。さらに、今後誰かが私をいじめようものなら直接彼に言えばいい、学校内で王林が解決できない問題などないのだからと言った。

「分かりました、じゃあ先に林兄貴にお礼を言っておきます」と私。

王林は「礼なんていらねえよ、みんな身内だろ、そんな堅苦しくするなよ」と返した。

少し酒が入り、王林の顔は真っ赤に染まっていたが、頭はやけに冴えていた。片手で女の子の腕を抱き寄せながら、もう片方の手はその子の服の中に忍び込ませていた。

この女の子たちは昊霖が私たちの学校から連れてきた子たちで、表向...