章 382

「聞いただけでもなんだか凄そうだけど、でもさ、俺がそんな人を探して何になるんだよ。俺はただのチンピラで、別に軍を率いて戦うつもりもないし」

白爺さんは元々かなり真面目な様子だったのに、俺がそう言うのを聞いて、なんと笑い出した。そして首を振りながら言った。「やはり若いねぇ。いつか分かる日が来るさ。将来、お前はそういう人材を必要とする時が来る。たとえ必要としなくても、そんな切り札を手元に置いておくだけで、他人に対する牽制力になるだろう?」

「確かにそうですけど、でも俺がどうやってその人を引き寄せればいいんですか?あなたの名前を出せばいいんですか?」

「ダメだ!」白爺さんは首を振った。「さっき...