章 360

彼の行動に私は唖然としてしまった。てっきり彼は臆病な性格だと思っていたのに、まさかこんなに長い間じっと耐えていたのは、あの店長を殴るためだったなんて。

私は軽く頷いて、そうしても構わないという意思を示した。しかし店長は全く協力的ではなく、まだ霊霊の兄を脅していた。とはいえ、洪森がそばにいる以上、協力しなくたって何ができるというのだろう?

霊霊の兄は、その後すさまじい勢いで鉄の木の棒を振り上げ、あの小太りの店長の肩や頭に叩きつけ始めた。最初は軽めだったが、次第に激しさを増していった。もし洪森が後で止めに入らなければ、あの小太りの店長は間違いなく殴り殺されていただろう。

そして彼は店長のそば...