章 41

秦璐瑶から返信があるのを見て、彼女の彼氏のためとはいえ、心の中で少し嬉しさを感じた。

「今撮ったところだよ」と私は返信した。

「あなた、私の彼氏をつけてるの??」

「暇つぶしに君の彼氏をつける理由なんてないよ。たまたま見かけただけさ」

「今どこにいるの?彼が私を裏切るなんてあり得ない!」

このメッセージを見た瞬間、怒りが一気に込み上げてきた。

二人がキスしてるのに信じないなんて、まさか私が画像を加工したとでも思ってるのか?

返信しようとした矢先、秦璐瑶の彼氏はその女性と車に乗り込んだ。

車は道路へと進み、車の流れに紛れ込んだ。

返信している暇はなかった。急いで路肩に駆け寄ると...