章 24

「言い終わるや否や、葉軍は電動バイクを止め、足で地面を支えながら振り返って真剣な表情で言った。「教えたくないわけじゃないんだ。でも、俺が教えた技を学校で喧嘩に使うようなことがあれば、君のお母さんはきっと悲しむよ。彼女は君が勉強をして、将来大学に行ってほしいと思っているんだ。わかるだろう?」

眉をしかめて、心の中で不快感が広がった。確かに葉軍は俺を助けてくれたが、だからといって俺のことに口出しする権利はないし、俺が勉強するかどうか、それとも喧嘩するかなんて勝手に判断されるいわれはない。

「葉おじさん、誤解されています。僕があなたから技を学びたいのは、自分を守るためだけです。馬偉みたいな不良に...