章 709

心配は心配だけど、どうせ陳甜悠にいずれ知られるんだろう。それなら思い切って勇気を出そう!

そう決めて、劉旭は半月前に起きた出来事を簡単に話し始めた。

劉旭の話を聞いて、陳甜悠は初めて母親が性的欲求をずっと抑え込んでいたことを知り、少し胸が痛んだ。実際、劉旭が言わなくても、母親がしたがっていることは分かっていた。でなければ、あんな自慰用具を使ったり、それを使っている時にあんなに興奮したりするはずがない。劉旭が母親が一人で豪雨の中ずぶ濡れになっていたことを話すと、陳甜悠は泣きそうになった。母親がこんなにも偉大な人だったと、その時初めて気づいたのだ。

ただ、劉旭がその屋上で母親と関係を持ったと...