章 2

孫強は明らかに躊躇した。「おじさんがまだ夜のランニングから帰ってきてないんだ。もし戻ってきて気づかれたら…」

「おじさんはそんなに早く帰ってこないわ、私が欲しいの」蘇瑶は少し焦れたように彼をベッドに押し倒し、孫強の上に跨って、ゆっくりと腰を下ろした。

表面上は端正で賢い妻を演じている蘇瑶が、実はこんな姿を見せるなんて、思いもよらなかった。

私は全身が火照るのを感じ、まるで爆発しそうなほどに燃え上がっていた。

こんなに間近で蘇瑶の艶めかしい姿を見ると、血が沸騰するほどの刺激を受け、胸の内の熱さは高温の炎のようだった。

「気持ちいい!」蘇瑶は長く艶やかな声を上げ、孫強に突かれるたびに身体を震わせ、顔は紅潮し、髪は乱れ、汗で数本の髪が頬に張り付いていた。

彼女の今の姿に私は血が急流のように全身を駆け巡るのを感じた。

こうして外に隠れながら、目を見開いて中を覗き込み、このまま飛び込みたいほどだった。

数分後、蘇瑶が突然言った。「ねぇ、体位を変えない?」

孫強はためらっているようだった。「おじさんがもう戻ってくるかもしれないから、僕たちは…」

「やだぁ!」蘇瑶は唇を尖らせて言うと、孫強の上から降り、膝をついてベッドに四つん這いになった。

彼女の今の姿に、私は孫強の代わりに中に入って、彼女を慰めてやりたくてたまらなくなった。

孫強ももう我慢できず、怒りの声を上げて彼女に向かっていった。

部屋の中は今や艶めかしい声と息遣い、そしてベッドの脚と床が擦れる軋む音だけが響いていた。

私はそれを見て欲望で頭がぼうっとし、呼吸も「ハァハァ」と荒くなっていた…

だが、二分も経たないうちに、孫強が突然「僕、もう…来そう…」と言った。

「ねぇ、もう少し待ってよぉ」

蘇瑶の言葉が終わらないうちに、孫強は体を震わせ、その後ベッドに横たわって大きく息を荒げた。

「ごめん、最近ちょっと疲れてるみたいで…」孫強は申し訳なさそうに言った。

蘇瑶の目に一瞬、恨めしげな色が浮かんだが、優しく「大丈夫よ、ゆっくり休んで」と言った。

孫強がこんなに持たないとは思わなかった。もう見どころもないので、私は股間の不快感を我慢しながらドアの前に戻り、大声で「ただいま!」と叫んだ。

部屋の中は一瞬にして静まり返った。彼らが起き上がるかどうかなど気にせず、すぐさま浴室に駆け込み、急いで服を脱ぎ、シャワーを開いた。

「ザーッ…」

シャワーの水滴が私の筋肉質な体を激しく洗い流す。私はもう五十代だが、肉体は全く緩んでおらず、股間の相棒も相変わらず堂々としていた。

蘇瑶がまだ洗っていない黒い下着を取り、自分の息子に巻きつけて上下に擦りながら、脳裏には先ほどの蘇瑶の姿が浮かんだ。彼女のあの姿を思い出すと、下の相棒は興奮して跳ね上がった。

特に彼女のあの魂を奪うような声は、私に彼女を完全に泣き叫ぶまで責め立てたいという欲望を呼び起こした。

それを考えると、思わず動きを速め、まるで蘇瑶が本当に目の前にいるかのように、体を震わせ、全ての弾丸を黒いレースの下着に発射した。

絶頂が過ぎ去ると、急いで体を洗い流し、蘇瑶の下着を洗濯かごに戻した。

部屋に戻って横になっても、全く眠気はなく、頭の中は蘇瑶の先ほどの姿でいっぱいだった。

真夜中になっても、まだすっきり目覚めていたので、タバコを一本吸った。

やっとタバコを消してベッドに戻ったとき、ドアの外から突然足音が聞こえ、そして部屋のドアが開いた。

窓から差し込む月明かりに照らされて、なんと蘇瑶が立っていた!

しかも服を着ていない蘇瑶が!

この時、私は上半身裸で一枚のトランクスだけ、そして股間の相棒はまだビンビンに硬いままだった。

蘇瑶がこうして入ってくるのを見て、私の頭の中は「ガーン」と爆発した。

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