章 366

「まだこの仕事を続けたいのかね?」校長は驚いた様子で私を見つめた。

私は慌てて愚直に頭を下げながら答えた。「はい、本当にこの仕事を続けたいんです。こんなに長くやってきて、急に辞めるのは何だか惜しい気がして…」

「ふふ、君は意外と昔を懐かしむタイプなんだね。でも、これから保健室に勤務するとなると、あちらの仕事に時間を割けなくなるんじゃないかな」校長は不思議そうに言った。

「もう少し忙しくなっても構いません。どうか校長先生、許可していただけませんか」私は急いで頼み込んだ。

校長は私をじっと見つめてから口を開いた。「わかった。そういうことなら、君がやりたいというなら好きにしたまえ。ただし、両...