章 363

「ここまで読んで、すぐに王先生のことを聞いてみるよう頼んだ件について再度尋ねたんだが、小強から返事がなかった。

すぐに察した。小強はきっとこの件を忘れてしまったんだろう。思わず歯ぎしりしながら、電話をかけようかとも思ったが、校長先生がまだいるだろうから、今は我慢するしかなかった。

さらに二時間が経ち、すぐに小強から電話がかかってきた。受話ボタンを押すと、小強の喜びに満ちた声が聞こえてきた。「叔父さん、あの薬すごいよ!昨日どれだけかかったか知ってる?」

「どれくらいかかったんだ?」私も少し好奇心をそそられて尋ねた。

「一時間ちょっとだよ」小強は言い終わると、にやにや笑い始めた。

思わず目を輝...