章 1450

「私は絶対に謝飛の言葉を信じない。こういう狡猾な人物は今は追い詰められているだけだ。もし彼の言葉を信じたら、まさに虎を山に帰すようなものだ!」

私はこれを予測して、当然バックアップも用意していた。それが以前に調合した『蝕心腐骨丹』だ。

これはもちろん周先輩の記憶から得たものだ。

骨や肉を腐食させる毒薬だが、すぐに命を奪うわけではない。その苦しみは、周先輩の描写によれば、まるで何万匹もの蟻が肉を噛んでいるようなもので、古武術の使い手でさえ耐えられないほどだ。これは昔、犯人を尋問する手段として使われていたものだ。

この薬は12時間ごとに発作を起こす。謝飛がこれに耐えられるとは思えない。

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