章 998

「ねぇ、もうこれ以上苦しめないで。私が悪かったの。本当にもう二度としないから」妻が私の傍らで小声で言った。

妻は私に心境を伝えようとしている。私は黙って聞いていた。

私が反応を示さないのを見て、妻はさらに恐る恐る私に近づき、その優美で器用な小さな手を伸ばして、ゆっくりと私の股間へと触れ始めた。その動きには躊躇いと不安が見えたが、それでも続けていた。

妻の小さな手が私のものを握った時、妻の表情はずっと安心したものになった。少なくとも私は彼女を拒絶していなかったからだ。

妻はもう片方の手で長い髪を耳の後ろにかき上げると、その妖艶で魅惑的な体を曲げ、くねらせながら私の股間に顔を近づけた。

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