章 910

そのように息も詰まりそうな状況の中、突然男が妻の魅惑的な紅い唇から離れ、熱い吐息を一つ漏らした。

妻は男の口と自分の艶やかな唇が離れた瞬間、まるで溺れかけていた人のように、慌てふためいて呼吸を繰り返した。

「気持ち良かっただろう?お姉さん、君の口は本当にセクシーだな。舌も柔らかくて、さっきまでずっと俺の舌に絡みついてきたじゃないか。

さあ、もう一度じっくりキスしよう。俺は今、君にどんどん夢中になってる」猥褻な男は、この時妻と初めて見つめ合い、互いにキスを終えた後、必死に呼吸を整えていた。

男が何度か深呼吸をして落ち着きを取り戻すと、大きく口を開けた。その誇張された様子は、まるで妻の魅惑的な紅唇...