章 780

「画面の中で、画面を切り替えなくても、隅から妻のいるエリアが見えていた。

妻はドアを開けるとき、頭を横に向け、片手で身に纏ったバスタオルをしっかりと引き締めながら、ドアをほんの三分の一ほどしか開けず、かろうじて開いた隙間から宅配の袋を受け取った。

その後、妻は「ありがとう」と言いながら素早くドアを閉めた。すべてがあまりにも短時間で起きたため、林志山の歪んだ変態的な考えは実現しなかった。

この光景を見て、もし妻が挑発的な身体をドア前に晒し、片手でセクシーなバスタオルを引っ張りながら、かすかに彼女の魅惑的な色気を見せていたら、と考えてしまった。

あの配達員が少しでも大胆だったら、おそらく林志...