章 764

妻が極度の葛藤の中でリモコンを林志山に差し出した時、林志山はそれを受け取り、手のひらで裏返しながら眺めつつ、足を伸ばしてきた。

その太った足の裏が妻の跪いた太ももに置かれ、セクシーなストッキングに包まれた太ももは林志山の足裏が擦り続けるたびに、微かに震えていた。

今夜は林志山の全てを満たすことになる。妻もそれなりの覚悟を決めたようだ。おそらく妻の心の中では、林志山に早く欲望を発散させて、早くこの一件を終わらせ、取引を完了させたいと思っているのだろう。

少なくとも今の妻が見せている極度の嫌悪感と、それでもこの気持ち悪い男に合わせなければならない様子から、私は妻と長年連れ添った経験から、彼女が今何...