章 618

心に浮かんだことは、一度芽生えると、なかなか消し去ることができないものだ。

私がぼんやりとタバコを吸いながら考え事をしていると、隣に座っていたスミスが私の思考を遮るように口を開いた。

「遠(はる)、俺の妻にそんなに刺激されて、ぼうっとしちまったな。どうだ?俺の妻、なかなか手ごたえあるだろう?来週にでも機会があれば、また一緒に集まろうぜ。今度は半日ほど時間を取って、俺たち二人でお前の奥さんを相手にしてみようじゃないか。お前の奥さんもそんな味を経験したら、きっと素晴らしいと感じるはずだ。

今日は俺たち、火力を全部俺の妻の体に集中できるってわけだ。さっきは俺が突然現れたせいで、それからお前が再...