章 556

でも今の私は、文句や怒りの気持ちの他に、認めたくないけれど、心の底では何か変な刺激を感じている。

自分のセクシーで美しい、魅力的な妻が、他人に良いように扱われ、これからは彼女を騙して誘惑し、自ら彼に身を任せるよう仕向けられる。

この感覚は、スワッピングの時と同じような歪んだ興奮と刺激なのに、心の感じ方はどこか違う。具体的には言えないけど、とにかく今の気持ちは極めて複雑だ。

突然の出来事に、本当に完全に慌ててしまった。

もし妻が本当にあの副社長の要求を受け入れたら、私はすべてを知らないふりをするべきなのか?

心の中で自問自答してみるけど、正直なところ、今は答えが見つからない。

陳倩の言っていたこ...