章 516

「これは盗み、そう、まさに皆の目の前で、会社のトイレで、私と部署の主任が密かに愛し合い、狂おしく求め合っている。

表向きは、私と趙敏は皆の前では、彼女はあくまで冷静沈着で威厳のある部署主任であり、私はただの小さな社員でしかない。

職場の同僚たちは、私と趙敏がこんな関係になるなんて夢にも思わないだろうし、まして私たちがトイレでこんなスリリングなことをしているなんて知る由もない。

だからこそ、私と趙敏がお互いに知っていながら、皆の目の前で隠し通しているというこのスリルが、今の私の興奮をこれほどまでに高めているんだ。

この感覚は言葉では言い表せないほどの味わいで、特に私が話し終えた後、普段は端正で上...