章 390

「それで、ここで部屋を取ったんだ。最初は妻の身分証を使って隣にも部屋を取ろうと思ってたんだけど、こんな高級スイートルームがあるのを見て、一部屋にしたんだ。

ここには寝室が二つある。さて、どうするか決めてくれ。みんなで一緒に思い切り楽しむか、それとも別々の部屋で新しい刺激を試すか。

もちろん、僕が君の奥さんと一緒に特別な興奮を味わって、もう一つの部屋では君と私の妻が好きなように楽しむってことだよ」スミスがその時、私の方を向いて、微笑みながら尋ねてきた。

私と妻はソファに座ったまま思わず目を合わせ、お互いの考えを確かめ合ったが、特に何も言わなかった。

「ねぇ、赤ワインはどこ?そろそろ飲みましょ...