章 354

「もし君が他の男に本当に恋心を抱いたとしたら、それこそが一番危険なことだよ。

私たちが本当に性の喜びや素晴らしい時間を楽しめる期間って、実はそう長くないんだ。もう三十代を過ぎて、僕たちが若くて初めて出会った頃を覚えてる?

今思えば昨日のことのようだよ。時間は年々あっという間に過ぎていく。僕が怖いのは、このまま伝統的で保守的な状態を続けていくことなんだ。

いつか私たちが年を取って、白髪だらけで何もできなくなった時、若かった頃の話をしても、一度も思い切り羽目を外したことがなかったなんて、その時後悔するんじゃないかって。

ねぇ、実はこの交換プレイのこと、僕はネットで随分長く調べていたし、何度も君に話...