章 344

今夜のスリルと快感は、もう始まろうとしていた。

私は心の中で呟きながら、この瞬間、鼓動が激しく高鳴るのを感じていた。

今夜、妻との単調な生活が終わりを告げ、新しい扉が開かれようとしていた。しかも、これまで経験したことのない新鮮で素晴らしい体験への扉が。

妻も今、私と同じことを考えているのだろう。目の前の若いカップルが熱烈なキスと抱擁、愛撫に没頭している様子に見入っていると、いつの間にか自分の手が妻のぴったりとしたミニスカートの中に滑り込んでいることに気づいた。

私の手は妻の引き締まったヒップの間を撫で回し、その奥深くを触れていく。私の動きに合わせるように、妻も横向きになった上側の脚を曲げ、より...