章 330

「そのとき、私の頭の中に別の考えが突然浮かんだ。それはあまりにも大胆で狂気じみたものだったが、その考えが浮かんだ瞬間、すでに興奮状態にあった私の身体は、さらに激しく反応した。

「浩子」と私は小さな声で呼びかけた。寝室の入り口に立っていた王浩が足を止め、振り向いて私を見た。自分の声が妙にかすれていることに気づいた。おそらく、成熟した魅力的な妻が従弟にあんな風にされているのを見て、私自身も刺激に耐えられなくなっていたのだろう。

従弟の王浩の視線に向き合い、この男がまた熱い視線を妻の成熟した挑発的な体に向けているのを見ながら、私は続けた。「浩子、こういうのはどうだ?

お前がここを出た後、寝室のド...