章 308

「今夜も、絶対に小龍お兄さんに忘れられない夜をプレゼントするわ」

私は嬉しそうに葉玲の膨らみを撫でていると、ちょうどそのとき、葉玲のお腹がぐぅっと鳴り始めた。私たちは一斉に笑い出した。

葉玲は恥ずかしさのあまり、すぐに私の胸に顔を埋め、真っ赤になって私の肩を叩きながら「もう、やめてよ〜」と抗議した。

「もう、笑わないでよ。お昼に小龍お兄さんがいじわるしたせいで、マネージャーに説教されちゃったし、社員のランチタイムも逃しちゃったの。午後はほとんど何も食べられなかったのよ」

「こっそりビスケット食べただけなの。小龍お兄さんったら意地悪ね、来てからも何も食べさせてくれないし、ずっと体をいじめ...