章 270

「むしろ相手に犯されたいと切望している…」今、彼女を抱いているのは私という正当な夫なのに、妻のこの極度に興奮した姿を見ていると、胸の内に何とも言えない奇妙な感覚が湧き上がってくる。

おそらく妻の心の中では、不倫を強く望み、他の男性に避妊具なしで中に出されること、他の男に完全に穢されることを切望しているのだろう。

だが妻の心の中のそんな欲望について、私からとやかく言えることではない。結局のところ、こういった行為を最初に始めたのは私なのだから、妻の心がこれほど淫らになったとしても責められない。

私は自分を小雅を残酷に犯している見知らぬ男に完全に投影した。小雅の心がこれほど淫らなら、私も優しさ...