章 1211

鵬鵬が全ての注意を口と手に集中させた後、かえって妻の官能的な触感をより鮮明に感じ取ることができるようになった。

妻は眉をひそめ、両手でシーツをきつく掴んでいる。小穎がシーツを握る手が震えているのを感じ取れるが、時間が経っても、妻はそれ以上の行動を起こさなかった。

録画映像を見ている今の私の心は完全に乱れていた。以前は妻が眠っていて鵬鵬の行動に気づいていないと思い、妻が鵬鵬に親しくしているのも理解できていた。

だが今、明らかに妻はまだ眠っておらず意識がはっきりしているのに、なぜ起き上がって鵬鵬を止めないのか?

単に鵬鵬を恥ずかしい思いをさせたくないだけなのか?それとも鵬鵬の自尊心を傷つけ...